COLUMN
コラム

体験型ミュージアムに行ってきました。

2021年10月5日

こんにちは!

先週、緊急事態宣言も明けたので、久しぶりに家族でお出かけしてきました。
どこに行きたい?と家族会議をした結果、決まった場所は「INAXライブミュージアム」

ミュージアムっていうと、子どもたちは退屈じゃないかな?なんて心配は、一瞬で吹き飛ぐらい小学生でも楽しめました。

各々がカメラで撮影をした写真を、見せてもらうと、感覚や見てるところがそれぞれ違うんだなって感動しました!

今日は、そんなミュージアム見学の様子を写真でお届けします。

常滑市にある体験型ミュージアム。尾張旭から50分ぐらいで到着!私たちは昼過ぎに到着し、その時点で結構空いていて駐車場も余裕がありました!

緊急事態宣言が明けて初めての日曜日だったので、混んでたらどうしようかなと心配していましたが、安心して見学できました。

レンガ貼りの長い道を歩いて向かったのは、「窯のある広場・資料館」

土管を焼いた大正時代の窯と建物、煙突が公開されています。

土管って何に使うものなのか分かりますか?

ドラえもんの舞台によく出てきます。そう!
公園にあっていつもジャイアンが座っている丸い筒のようなもの。

土管とは粘土を焼いて作った円管のことで、主な用途は下水や雨水の管路として道路の地下に埋めて使われていました。現在は、ほとんどが塩化ビニール製のものに変えられ、粘土製のものはほとんど使用されないので、私たちが目にする機会はあまりありません。

なんで公園に土管があったかというと、日本の高度経済成長期と重なる昭和30年〜40年代では、水道や下水を普及させる為にパイプの役割を果たす土管が不可欠だったそうです。

そしてその頃の町には空き地も多くあり、そこに一時的に保管する資材として、土管がよく置かれていたそうです。
今では見かけることも少なくなった土管にも、色んな歴史がありました。なるほど。

次は、プロジェクションマッピングを体験。

土管を焼いていた様子が、窯の中いっぱいに映し出される炎の映像で「窯焚き」の迫力が凄かった!

窯全体が炎に包まれるシーンがあるのですが、実際に身体が熱くなるような感覚にさえなり、プロジェクションマッピングの面白さを実感しました〜

YouTubeや動画制作を行なっているクラシマーケットも、プロジェクションマッピングも取り入れていきたい!なんて思っています。

迫力ある大きな窯や、太い梁と柱が組み合わさった小屋組みは大迫力でした!


クラシマーケットに作品を委託販売してくださっている作家さんは、常滑市や半田市にお住まいの方も多く、こうやって窯で焼いて作品が出来上がっているんだと、なんだか嬉しくなりました。

次は、「世界のタイル博物館」へ

古便器コレクション展は、デザイン性豊かな昔の便器が展示されています。江戸時代末から明治にかけて木製だった便器が、やきもの製に変わってきたそうですが、色や模様、形が多様な個性的な便器で暗いトイレを華やかに飾っていたそうです。かわいいトイレがたくさんありました!

紀元前のタイルや、世界各国で作られてきた装飾タイルがたくさん展示されています。
古代から受け継がれてきた、装飾タイルの技術の高さに圧巻です。

「イスラームのドーム天井」の展示は、まさにインスタ映え!笑

モスクや宮殿で飾られたタイル貼りのドームを再現した空間は、幾何学の天才たちが生み出したタイルパターンの魅力を全身で体験することができます。


紀元前3500年のメソポタミアでは、「クレイペグ」と呼ばれる頭部を着色した円錐形のやきものを並べて幾何学模様を描いていたそう。説明を見るまでは丸いタイルを貼り合わせているのかと思ってました・・すごい!

時を経て、装飾系として公共の建物に使われてきたタイルは、人々の住宅に広く使われるようになるんですね。

次は、予約していた子どもたちの体験教室へ!

丁寧に悩みながら進める長女

全体のバランスを決めるのが一番早い次女

計画性より実行性!の三女

好きなタイルをコップいっぱい選んだら、好きなようにデコレーションします。子どもたちはフォトフレームを選び、「どうしようかな〜」と悩みながらも、貼り付けていきました。

3人とも選ぶタイルから違って、見ている大人はその個性にワクワクしながら見ていました。

1時間だった体験時間はあっという間に過ぎ、各々と仕上げていました。製作したものは、そのまま持ち帰ることができます。


クラシマーケットでも、コロナ前までは体験型ワークショップを開催していました。まだまだ気を緩めることはできませんが、こんな時代でも、中学生や高校生が楽しめるワークショップを開催したいと改めて決意しました。


お次!「土・どろんこ館」では、私の故郷の土「天草陶石」が展示されていました!

現在の有田焼には熊本県天草産の陶石を用いることが多くなっているそうです。何だか嬉しい。笑

最後に「建築陶器のはじまり館」へ

大正から昭和初期、「建築陶器」と呼ばれる、やきもの製のタイルとテラコッタで飾られた建築陶器の歴史。今でも身近な建築に利用されています。


おまけ

「お母さ〜ん!お母さんがいっぱいいるよ!」と、子どもたちから呼ばれたので気分良く向かったらコレでした・・え?


こちらは「大阪ビル1号館」に利用された、鬼や動物などの顔をモチーフにしたテラコッタだそうです。

ずっと見ていると、かわいいもんですよ。笑

帰り際には、子どもたちから「楽しかった〜!」と嬉しい言葉をかけられました!
久しぶりのお出かけは充実した1日になりました。

こんな感じで、小学生の娘たち3人がとても楽しんでくれていたことが何より!いろいろと感性が刺激されてくれたらいいな〜と思います。

そして、クラシマーケットでも体験型ワークショップを計画していきます!
こんなのして欲しい!という意見、お聞かせください!

この記事を書いた人

坂本真由

坂本真由

出身は愛知から片道1000㎞離れた熊本の田舎町。ちょっぴり変わった田舎ならではの経験が私の価値観に刺激を与え続けてくれました。"人と同じが嫌いだった"私のテーマは"多様性"や"自分らしさ"。一人ひとりの生き方が、誰かの価値観をくすぐるような、そんな刺激し合える場所を目指しています。